
抜け毛を促進させる成分は外部からのものだけとは限らないです。普段、何気に食べているものの中にも抜け毛を促進させてしまう原因となっているものがあります。髪をキレイにするために毎日使用しているシャンプーが実は抜け毛を促進させる原因になっていることもあります。
抜け毛が気になり始める前に知っておくことで末永く健康な髪を保つことができます。
シャンプーに配合されている着色料が抜け毛を促進させてしまう
普段、何気に使用しているシャンプーにも実は落とし穴があります。着色料です。着色料は元々、食品に着色する目的で作られたものになります。大きく分けると天然の原材料から色素を抽出した天然着色料と、化学物質を加熱または熱処理して抽出した合成着色料があります。
前者の着色料は天然の原材料を使用しているので一見すると安全なように思えるのですが、そうとも言い切れないです。理由は、天然の原材料から色素を抽出する時に化学物質が使用されている可能性があるからというのが一概に安全だとは言えない理由になります。
天然着色料を使用しているから安心だと思い、毎日使用しているシャンプーが実は、抜け毛を促進させている原因となっている可能性もあります。天然の着色料よりも抜け毛を促進させてしまう可能性が高いのが合成着色料です。
食品や化粧品、医療など様々なところで使用されているので一見すると天然着色料同様に安心なように思えるのですが、実は合成着色料、発がんやアレルギーを引き起こす原因となることがあると言われています。しかし、一定量を超えないとそのような症状はでないとも言われているため、現在でも多くの食品に利用されています。
合成着色料は安全性が確認されているとはいえ、体に良くないことは確かです。体に良くないということは当然、頭皮の環境にとっても良くないので合成着色料配合のシャンプーの使用はやめた方が無難と言えます。抜け毛を促進させないために非常に大切なことです。
現在でも市販されている様々なシャンプーに天然や合成の着色料が配合されています。何故、着色料を配合するのかと言うと見た目が悪くなるからです。天然成分のままのシャンプーはどうしても黄色が強くなってしまい、見た目が非常に悪くなってしまいます。
当然、見た目が悪いと頭皮や髪に良くても売れないです。この黄色を隠すためにシャンプーには着色料が配合されています。シャンプーや化粧品に配合されている着色料には食品のように厳密な規定がないため危険な着色料が多く用いられていることが多いです。
知らずに使用し続けていると頭皮環境を乱してしまい抜け毛を促進させてしまうことになります。着色料配合のシャンプーは少なくなってはきているものの完全になくなったわけではないので、頭皮環境を悪化させ抜け毛を促進させないためにもシャンプーは無着色のものを選ぶようにすることが大切です。
塩分を摂り過ぎると抜け毛が促進してしまう
塩分と抜けは一見すると無関係のように思えるのですが、実は塩分と抜け毛は大きく関係しています。
人間が生きていくために欠かすことのできない塩分ですが、摂り過ぎることで高血圧や胃がん、心臓病、腎臓病などを発症するリスクが高くなることは知られているのですが、摂り過ぎが抜け毛を促進させるということはあまり知られていないです。
人間が塩分を摂取することで知覚神経が刺激されカルシトニン遺伝子関連ペプチドが減少していきます。カルシトニン遺伝子関連ペプチドは全身の細胞の成長、血流の促進などに関わっているタンパク質IGF-1の原材料となります。
塩分を摂り過ぎることで原材料であるカルシトニン遺伝子関連ペプチドが減少の一途を辿り、不足という状況に陥ることで細胞の成長は減退、それと同時に血流も悪くなります。しかし、塩分の摂り過ぎが直接、抜け毛に関係していないのが少しややこしいところでもあります。
塩分を摂り過ぎると体の老化が進行し、動脈硬化などの生活習慣病を促進させてしまうことは紛れもない事実です。動脈硬化を発症すると血管が硬くなり血液を上手く送り出せなくなるため血流が悪くなります。体の血流が悪くなるということは当然、頭皮の血流も悪化します。
頭皮への血流が悪くなると毛根へ栄養が行かなくなるため必然的に髪が弱くそして、抜けやすくなります。塩分が間接的に抜け毛を発症してしまうからと塩分を絶ってしまうことは生死に関わるので非常に危険です。
1日の摂取目安を参考に適量の塩分を摂るようにすることで塩分による間接的な抜け毛を防ぐことができます。厚生労働省によれば男性の1日の塩分摂取目安量は10g未満、女性は8gとなっています。
ビタミンの過剰摂取が抜け毛を促進させる
過剰摂取することで抜け毛を促進させるビタミンは脂溶性ビタミン、ビタミンAです。ビタミンAを過剰に摂取すると頭皮硬化や皮膚の荒れ、その他様々な症状を発症します。頭皮が硬化して皮膚が荒れると当然、頭皮環境は悪化し髪に栄養が行き届かなくなります。
ビタミンAは塩分と違い直接抜け毛につながるので塩分以上に過剰摂取に注意が必要です。
シャンプーに配合されている髪に悪影響を与える成分
髪に影響を与える成分は陰イオン性界面活性剤のラウリル硫酸Naです。強い洗浄力で髪や頭皮をキレイにしてくれるのですが、洗浄力が強すぎるために頭皮環境を整えるために必要な皮脂まで落としてしまいます。また、頭皮を乾燥させてしまうだけでなく強い刺激により毛穴が傷み、抜け毛を促進させてしまうので要注意の成分です。
抜け毛の原因となるシリコン
髪のコーティングや保湿だけでなく洗髪後の指通りを滑らかにしてくれるシリコンですが、しっかりと洗い流さないと毛穴をふさいでしまいます。毛穴がふさがってしまうと髪が生えにくくなるため抜け毛が促進されます。シャンプーなどの容器にはシリコンではなくジメチコンと記載されています。
頭皮マッサージはほどほどに
頭皮の血行をよくするための頭皮マッサージは確かに頭皮の血行は良くなるのですが、間違ったやり方やマッサージをやり過ぎると逆に、頭皮の硬化や毛穴を傷めてしまう原因となり抜け毛を促進させてしまうという逆効果を得てしまいます。
基本的なことですが、洗髪やマッサージの時には爪を立てずに指の腹で優しく行うことが大切です。
帽子で蒸れて抜け毛が促進はウソ
帽子で頭が蒸れると抜け毛が促進すると言われたりしていますが実は、ウソです。帽子を着用することで抜けが促進することはなく、帽子を着用することで皮脂汚れが多く発生します。その汚れをしっかり落とさないことが原因で毛穴が詰まり結果、抜け毛へとつながります。
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